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【ドーハの歓喜】日本代表がドイツに勝てた要因はこれだ!!

2022年11月25日

先日行われたカタールワールドカップ
初戦、日本代表は見事、優勝4回を誇る
ドイツから2-1で勝利をもぎ取りました。

ワールドカップでの対戦はなく、過去の対
戦成績は2回で日本の1分1敗。FIFAランキ
ングは日本の24位に対してドイツは11位
(これも低いと言われてます)

選手の市場価値の総額は
日本代表    223億円
ドイツ代表  1283億円

世界一と呼ばれるGKノイヤーが所属する
バイエルン・ミュンヘンから8名の代表が
選ばれており連携は完璧に近く

そのバイエルン・ミュンヘンの監督に
2019年就任して21試合18勝という圧倒的
勝率をあげたフリック監督が代表監督と
なりチームを作り上げていました。

正直日本が勝てる要素無くない?っていう
のが戦前の予想で、某アンケートでは日本
の勝利をする人は10%未満でした。

それでも勝った日本!!
ではその要因はどこに会ったのでしょうか?

メンタル的な要因を中心に分析してみま
した。個人の生き方の参考にもなるので
是非最後まで読んでみてください。

・最悪な前半の内容

前半から日本は圧倒的に押されます。
私もオフサイドになった前田選手の幻の
ゴール以降はかなり悲観的に試合を見ていました。

シュート数(日本1、ドイツ13)
ボール支配率(日本28%、ドイツ72%)
パス数(日本106、ドイツ463)
パス成功数(日本62、ドイツ422)
パス成功率(日本58%、ドイツ91%)

全てのデータで圧倒的にドイツが優位
ボールにプレスすらかけられない日本代表
に怒りや悲しみを覚えていました。

結局日本は33分にGK権田がPKを取られて
先制され、その後の猛攻もオフサイド等に
助けられ何とか1点に抑えてくれました。

前半を終わって0-1。
最少得点差だが4~5点入れられていても
おかしくないくらい、圧倒的に押されて
いました。

データ分析会社オプタ・アナリストでは
前半戦を「一方通行の試合だった」
と日本代表を酷評しています。

さて、この状況で森保監督はどう動くのか?

・手の内を本番で見せた森保監督

後半が始まって驚いたのがフォーメーショ
ンの変更です。

久保選手に代わって冨安選手が入ったの
ですが、フォーメーションが4-2-3-1から
3-4-2-1に変更されていたのです。

今まであまり見られなかったハーフタイム
でのフォーメーション変更に違和感を感じ
ました。

元日本代表の城選手も解説で
「手が無いんだって、森保さんね」
「前からそうでしょ。結局メンバー選考も、
結局守備をするフォワードを選んでいる
だけだからね。失点したらアウトだよ。
やりようがない」

と不安視していましたが、試合内容を見る
と前半よりも明らかにボールを持てる、奪
えるようになっていました。

長友選手は
フォーメーションを変えてどう(相手を)
ハメるか。戦術を変えたのがすべてだった
ドイツが嫌がっている感じがした

吉田選手は
(4バックから)3バックにしてハマった

と言っています。ドイツのフリック監督も
予想していないフォーメーションで選手が
混乱したと思われます。

結果的にはリスクを取って思い切った事を
胸に秘めて本番で行った森保監督の作戦
勝ちです。

・選手交代も早かった

今まで日本代表を見てきた人は分かると
思うのですが、選手交代の変更タイミング
は遅いです。

しかも同じポジションの選手を入れ替える
事がほとんどで、それらはほとんど75分
以降に集中しています。

因みに前回W杯ロシア大会では4試合で11人
選手を交代していますが、平均交代時間は
75分
。つまり後半残り15分前後で交代して
いるので戦局を打開する前に試合終了にな
ってしまう事も多かったです。

今回5人の選手を交代したのですが
平均交代時間は61分、前回大会より14分
早く動いています。

そして最後の交代を終えた直後の75分に
堂安選手が決めて同点、83分に浅野選手が
逆転のゴール!!

フォーメーション変更でただでさえ混乱し
ていたドイツがが交代する事によってより
一層混乱していたと思われます。

・ドイツ代表の行為に見えた油断


試合中に
「これは酷い」
と言われた行為がありました。

本田圭佑選手も解説の中で
「いまのは性格悪い。バカにしたような
走り方をしている」
と言っていました

ドイツのCBアントニオ・リュディガー選手
が浅野選手と競って走る際に腿を高く上げ
からかっているような走りをしていたのです。

まだ試合はドイツが勝っている時間帯でし
たが1点差でワールドカップ本選という中
であの行為は明らかに油断していたと言えるでしょう。

こういう挑発行為をしても相手を怒らせて
士気を高める事になるし、味方からみても
このような子どもみたいな事をやって何も
得する事はありません。

チームプレイ中に単なる自己満足の行動は
マイナス効果
しかありません。

・結果が出ても次に行く姿勢

普段やっていない事を準備しつつ実行して
結果をだす、強者に立ち向かう弱者の戦略
を森保監督は実行し見事に結果を出しました。

ジャイキリ(大番狂わせ)をしたにもかか
わらず、試合直後には円陣で反省と次に向
かう姿勢を示し、喜ぶ暇もなく次を考える
姿勢
に世界からも驚きを持って報じられました。

終了の笛が鳴った直後、解説の本田選手は
すぐに「とりあえずまだ落ち着こう、まだ
(決勝トーナメント進出)は決まってないから」

という冷静な解説にも驚きました。
現役の選手で、前回大会も出場しているの
で感覚がピッチの選手に近く感心しました。

直前は中々笛が鳴らず
「もう終わりやろ!」
と叫んでいましたが(笑)

以前「結果を出すだけではダメな理由」
ブログを書きましたが、結果を出した
後の行動は本当に大事です。

・日本サッカー界の分岐点になる

後半になってからのフォーメーションの
変更と素早い選手交代、森保監督は今まで
にない新しい形で日本代表を勝利に導きました。

今まではこれとは逆に戦術変更で敗北し
苦杯をなめていました。

2006年ドイツW杯でのオーストラリア戦
では1点リードの後半に立て続けて3失点し
て逆転負け

記憶に新しい前回W杯ロシア大会では
ベルギー戦で2点リードの後に3失点しての
逆転負け

これらの経験を元に遂に日本代表も
戦術の早期変更によって不利な状況から挽回する時代
が来たのです。

これは日本代表にとって新たな分岐点と
なります。

中村憲剛さんは解説で
「今までになかった日本代表」
「日本サッカー史に残る」
と言われています。

 

 

今までと違った事をやってみるのは勇気が
いりますが変化させるのにはこの上ない
きっかけ
ですね。

これからのサッカー日本代表がどのように
進化していくのか楽しみで仕方ないです。