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中田敦彦VS松本人志から考える「危険な絶対的存在」とは

中田敦彦さんが松本人志さんを批判して
話題になっています。

チャンネル登録者が500万人を超えている
中田敦彦のYouTube大学にて
「松本人志氏への提言」と題して

・お笑いの審査員を独占しすぎ
・業界のためになっていない
・松本人志という基準しかない

などと痛烈に批判し、このままでいいの
でしょうか?と今のお笑い界の状況を
危険視しています。

お笑い界において松本人志さんが
売れていて、絶対的な存在感があるの
は確かな事です。

ただ、個人的に松本人志さんは芸人の
世界において絶対的であるが危険な
存在ではないと思います。

理由は後述しますが、世の中絶対的な
存在の中に「危険な絶対的存在」
となっている人がいます。 

今回の騒動から、
絶対的存在の中で危険な人はどういう
人なのかを考察していこうと思います。

松本さんは審査員やりすぎなのか?

中田敦彦さんのYOUTUBEのなかで
フジテレビで放送していた
THE SECOND~漫才トーナメント
について言及し

M1グランプリは15年(当初は10年)
という縛りがあり、THE SECONDは
結成16年以上が条件

そのどちらも松本さんが出演

ほぼすべての芸人がM1を目指す中で
若手の時はM1で松本さんに審査され
ベテランになってもTHE SECONDで
アンバサダーをやっている。

他にもIPPONグランプリやすべらない話
キングオブコントでも出演している。
「漫才」「コント」「大喜利」「漫談」
あらゆるコンテストに出場している

松本さんに認められれないとお笑い界
では生きていけない・・・

若手を審査する番組に出すぎ
審査員辞めてくれと言ってます

松本さんは審査に介入しすぎなのか?

中田さんはさらにこう言及しています。

M1の審査員は松本人志さんが
やっていて、審査員の発言が注目され
影響が非常に大きく審査員の権威が
すごすぎるとし

審査の中で
・面白かったのにうけなかった
・もっと点数入るのに

と言って自分の価値を押し付けて

さらに、松本さんは評価に介入していく
タイプと言いながら、THE SECONDで
アンバサダーという立ち位置ながら
マシンガンズの紙だしネタに対して

あれはどうなんだろう?
と松本さんが疑問を発言している事が

審査をするお客さんの価値観に介入し
審査に影響を与えたとして批判しています。

※THE SECONDの審査員は100人の観客
各ネタの終了ごとにそれぞれ
「とても面白かった:3点」
「面白かった:2点」
「面白くなかった:1点」
の3段階で審査

お笑い界の基準は松本人志さんだけ?

動画の中で中田さんは松本さんは
「お笑い界の将来ため」になっていない
まで言い切っています。

その原因として上記にも書いたように、
審査員を独占している上に介入までし

結果として、お笑いの評価が松本さん
ひとつの基準しかない。松本さんに物申す
人がいないのでその準から外れたらチャンスは無くなる。

M1も松本さんを超える人を発掘するのが
本当の成功なのに誰も出てきていない

そして出てきた結論が
これは業界(お笑い界)の損失だ

はたしてそうでしょうか?
歴代M1グランプリを見てみても

松本さんが審査員をした全16回
のうち、予選で最高得点を付け
たのに決勝に行けなかった
のが

第1回  麒麟
第12回 ジャルジャル
第18回 男性ブランコ

の3組も存在し、決勝において
松本さんが選ばなかったのに
優勝した芸人は16回中7回
2015年以降に限れば7回中5回あります。

キングオブコントは松本さんの
最高得点者が優勝している事が
多いですが、ひとりの意見が
通るほど偏りはないです。

中田さんの感覚は理解されたのか?

はたして、松本人志さんはお笑い界の基準
をひとりで独占して他の芸人を排除し将来
を閉ざすほど危険な存在でしょうか?

絶対的に近い存在ですが、危険な事はない
ですよね。

中田さんがなぜ批判するのかを考えると、
若い時に認められなかったわだかまりが
あるのと

こちらの動画で以前告白しています。

炎上させて注目させる狙いがあったと思われます。

相方の藤森さんも、炎上させて話題を
起こすのが彼なりの「ヒーロー芸」
と言ってます。

結局、自分にとって都合の悪い存在を世間
を巻き込んで批判しようとしたが、自分の
周りしか巻き込めなかったという感じでは
ないでしょうか?

自分にとって都合が悪い=世間の感想
が異なると世間を巻き込めなくなります。
そしてこの感覚は理解できる一部の人間に
しか分からないと逃げことになります。

誰から見てもパーフェクトヒューマン
は絶対ありえないのです。

危険な絶対的存在とは?

それでは、中田さんが言う
「絶対的で排他的」で危険な存在とは
どんな人を言うのでしょうか?

絶対的と排他的でまず思い浮かぶのは
独裁者です。

有名なヒトラーは絶対的でした。
右手を上げて「ハイルヒトラー」と多数の
市民が敬礼する姿は熱狂的でした。

その熱狂的な指示を集めるには多数の
しかけがあります。

宣伝相のゲッペルスが作成した映像は
心理的な刷り込み効果があり、多数の信者
を獲得します。

そしてその信者に命令することで
優性思想に基づき他民族や反乱者
徹底的に排除しています。

その結果がホロコーストであり人類史上
最悪の虐殺のひとつになってしまいました。

絶対的で危険な存在というのは

1.言葉巧みに人々を取り込む
2.信者が周りにいる
3.信者を利用して反対者を攻撃
4.反対者は徹底的に排除
5.都合が悪い事は隠す
6.主張と行動に矛盾がある

などの特徴があり
絶対的で危険な存在には近づいてはいけ
ないですし、信者になってはいけません

いつのまにか犯罪を犯す事もあり得ます
(しかも悪気に気が付かない)

松本さんと中田さんの争いですが色んな
人を巻き込んで論争になっています。

色んな人を巻き込んで自由に発言している
ので危険な感じはありません。

ただし最初のきっかけはこのような争い
から始まっている事も念頭においておか
なければならないです。

絶対的で危険な存在を生み出さないために
適切な距離を取り、信者になって自分自身
の立ち位置が見えなくなるような事
だけは
絶対に避けましょう。