日本の労働生産性の元凶

2019年2月9日

「働き方」専門カウンセラーのとしきです。

今日のテーマは日本の労働生産性の元凶です。

低迷している日本の労働生産性

みなさん、日本の労働生産性は高いと思い
ますか?(って低迷してるってタイトルに書いてるがな・・・)

そう日本の生産労働性は低いんです。

出店元『公共財団法人 日本生産性本部』労働生産性の国際比較 2017 年版

時間当たりの労働生産性が日本の46ドル
に対してアメリカは69.6ドルと圧倒的に高いです。
先進国中で最下位という散々な結果です。

因みに生産性とは、生産に伴って投入され
る資源と産出の比率を意味します。
投入した資源に対して産出の割合が大きい

ほど生産性が高いと言えます。

労働者一人当たりが生み出す成果

ってほうが分かりやすいですね
安倍政権はこの問題を重要視して
「生産性向上とひとづくり」

を打ち出して何とか生産性を上げようと必死になってます。

生産性が低いのはいつから

では日本の生産性が低いのはいつからでしょうか?

高度経済成長の時は良かった?

バブルの時は世界一?

ってイメージがあるかと思いますが・・・

出店元『公共財団法人 日本生産性本部』労働生産性の国際比較 2017 年版

え!昔から低い!!

高度経済成長が終わる1973(昭和48)年以
前の1970(昭和45)年から2016(平成28)

年までずっと低迷してるんです

 

製造業は確かに生産性は高かったです。

2000年までは世界一、しかし現在は順位を下げている。

ただ総合してずっと低迷している。

その原因は・・・

日本の生産性が低い原因

なぜこんなに日本の生産性は低いのでしょうか?

他の国にない日本の労働環境の特徴。

終身雇用です。

かつて日本は終身雇用と年功序列を維持し
ていて世界一成功した社会主義国と言われ

ていました。中国共産党の幹部が視察しにくるほどです。

しかし、バブル崩壊あたりから終身雇用と

年功序列の維持が難しくなり、大量の非正規雇用者を生み出しました。

 

結果、現在の状況が
安定を得た正規社員と不安定な非正規社員に2極化しました。
ではこの正規社員と非正規社員は生産労働性が高いのでしょうか?
間違いなく低いでしょう!!(答えるの早い)

 

人間安定するとサボります。
正規社員でサボっている人間は山ほどいま
す。正規労働者のうち仕事が無い人間が
100万人いるというデータもあります。

私自身も何でこの人がリーダーなん?って人がたくさんいました。

(答えは社歴がながーいから)

非正規社員はどうでしょう?
派遣される側、する側両方の経験をして
きた私から見ると非正規社員の方が

サボっている人間は少ないと思います。

 

仕事できなかったらクビですからね。

ただ正規じゃない分効率よく人員が配置さ
れていないのでこの人たちをうまく使えて

いない企業は多いですね。

日本もここらへんで企業に依存するのは
やめて自分自身に依存するように脱却
していかなければ永遠に日本の生産性は低いままですよ。